ハロプロ・モーニング娘。考察ファンブログ『おかき山アラレの好奇心』

モーニング娘。などのハロプロ系アイドルを中心に「おかき山アラレ」が考察していくファンブログです

【つんく♂曲3つの異変】モーニング娘。の新曲毎にハロプロ感が薄らいでいるその理由

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こんにちわ、ハロプロ・モーニング娘。考察ファンブログ『おかき山アラレの好奇心』です。当ブログでは、モーニング娘。(年号は文章中では所々省略しています)を中心としたハロプロの今を考察するブログです。
 
モーニング娘。で随一の人気を近年は誇っていました、佐藤優樹ちゃんが、2021年12月13日の卒業公演をもって、モーニング娘。’21を卒業することになりました。
 
それに伴い、卒業シングルとして、モーニング娘。'21 の新曲・70枚目のシングル『Teenage Solution/よしよししてほしいの/ビートの惑星』が、卒業公演直前、2021年12月8日に発売となりました。

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既に新曲は3曲とも、YOUTUBEやラジオで音源が披露されています。「Teenage Solution/よしよししてほしいの」の2曲は、作詞作曲がつんく♂氏になり、「ビートの惑星」は、作詞がハロプロお抱え作詞家の児玉雨子氏、作曲は多くのジャニーズ曲に携わってきたErik Lidbomでした。
 
新曲の中でもつんく♂さんの制作ではない「ビートの惑星」は、「嵐っぽい」「SMAPっぽい」など、ジャニーズ感があるとの指摘がありましたが、
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今回の3曲の新曲なのですが、曲は人によって好き好きあるのですが、「Teenage Solution/よしよししてほしいの」は、2019年発売の67枚目のシングル「人生Blues」、2020年発売の68枚目シングル「KOKORO&KARADA」、同じく2020年発売の69枚目シングル(前作)「純情エビデンス/ギューされたいだけなのに」に似通っていると私は思いました。
 
そして、年に1~2回しか出さないモーニング娘。の新曲は、批判覚悟で言及しますが、ここ数年、具体的に言うと2017年以降~、段々と同じようなテイストで曲ごとの変化が少なく、さらに新曲を出す度に、従来のハロプロらしさが薄らいでいると感じます。
 
今回はモーニング娘。の新曲毎にハロプロ感が薄らいでいる件・またその理由を考察していきたいと思います。
 

 

近年のモーニング娘。新曲の変化~ハロプロ感の薄れ・つんく♂曲3つの異変~

 
ハロプロ感っていうと、モーニング娘。の黄金期に代表されるような『ギラギラ・ファンク』、モーニング娘。プラチナ期に代表される『強い女・女の子のめんどくさい気持ちの不安定感・日々の日常なんかを世界平和や家族愛にも規模を広げて綴った歌詞や曲名』、ベリキュー(Berrys工房+C-ute゜)曲に代表される『女の子のワチャワチャ・多幸感』などが、挙げられるかと思います。
 
結論から言うと、近年のモーニング娘。の新曲には、これらハロプロ感・ハロプロ成分が薄らいでおり、最近は『泡沫サタデーナイト』など、つんく♂さん以外の人が、ハロプロ感をイメージして作った曲の方が、ハロプロ感があるという、不思議な現象が起きています・・・。
 
そこで、つんく♂さんがモーニング娘。の新曲を作る度に年々ハロプロ感が薄れている、3つの異変をまとめます。
 

つんく♂作のモーニング娘。新曲は明るい曲が少なく・曲の雰囲気が同じような湿っぽい曲(暗い曲調)が多い

 
つんく♂さんが作る近年のモーニング娘。新曲は明るい曲が少なく・曲の雰囲気が同じような湿っぽい曲(暗い曲と比喩されがち)が多いというのは、結構ファンの中で前々から疑問視されていて、2017年1月にはTwitterで「最近のつんくさんの楽曲ってどれも暗くないですか?正直聴いてても重い気分になって楽しくないです。昔のラブマやピースみたいな明るく楽しい曲がモーニングに欲しいです。」(原文まま)というTwitterでのファンからの質問に対して、「うん。毎回、明るく楽しいのも提出してるよ。笑」と返答しています。
明るい曲がボツにされてるのは事務所の意向が大きいんですかね?
 
2016年のモーニング娘。'16名義『セクシーキャットの演説』などは、明るい曲ではないものの、独特の世界観も含めて、今までに無かった感じがあり、明るい曲では無いものの、良作だと思います。それ以後は、どうしてもコンセプトも曲調も似かよってきているという印象です。

セクシーキャットの演説/ムキダシで向き合って/そうじゃない(A)

2015年初期までは、時々「初めて聞く分にはいい曲とは思わないけど、何度も聞くと癖になるスルメ曲」などといじられる曲はありましたが(笑)、出す出す曲、コンセプトも曲調も異なり、毎回新曲の度に楽しみでした。
 
しかし、最近のつんく♂さんのモーニング娘。に提供する曲は、どれも「以前出した○○の曲に似てる」というパターンばかりで、どうしても新鮮味に欠けるなという印象です。
咽頭癌になり、ハロプロの総合プロデューサー職を降り、毎回同じテイストの曲をアップフロントから依頼されるなどして、以前のように曲作りの自由度が減ってしまったんでしょうか?

「だから、生きる。」(新潮文庫)

 

2015年以前は、出す曲出す曲、コンセプトが異なり、何ならハロコンやモーニング娘。他、ハロプログループの単独コンサートも、毎回タイトルから楽しそうで、コンセプトも毎度変化があり、ワクワク感がありました。

 

前述した、今回の佐藤優樹ちゃん卒業、70枚目のモーニング娘。の新曲「Teenage Solution/よしよししてほしいの/ビートの惑星」の3曲においても、つんく♂さんが作った二曲よりも、外部に委託した『ビートの惑星』が、今までのハロプロ曲を意識して作り手が作ったのもあるとは思いますが、昔のBerrys工房のような、ワチャワチャ感のある・かつ切ない旋律もありで、一番ハロプロらしさを感じました。


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ハロプロと言えばつんく♂さんの作る楽曲だったのですが、今回の『ビートの惑星』や、過去にあった『泡沫サタデーナイト』のように、外部クリエイターが、過去のハロプロ曲からエッセンスを抽出して作るハロプロ曲の方が、THEハロプロ感のある・大衆受けする曲を作るセンスが、今は勝っているように思います。

 

つんく♂さんのツイッターから、つんく♂さんが明るい曲を作っているつもりで同じような曲調になってしまっているのか、つんく♂さんの提出曲から事務所が似たようなテイストの曲ばかり採用しているのか、真実は如何なるや・・・です。

つんく♂作のモーニング娘。新曲にハロプロ特有の言葉遊びが減った

 
「ずっと待つだけの・・・マツコミジメックス」(Help Meより)に代表されるように、つんく♂さんの作ってきたモーニング娘。及びハロプロの曲って、詞に毎度のように言葉遊びがあったんですよね。
 
有名どころから抜粋すると、「選挙の日ってうちじゃなぜか投票いって外食すんだ」「奇跡みたーい、素敵なミラーイ、意外なくらい素敵な恋愛」(ザ☆ピースより)など、え?それこの曲にそれ関係ある?って突っ込みたくなる、テンポにリズムのある面白いワードを入れてくるので、毎回そういった、つんく♂さん風に言うと「おもろいやん!」な部分を探す楽しみが、ファンとしてはあったんですよね。
 
新曲の歌詞を見ると、段々と言葉遊びが減っているのは、つんく♂さんが既にハロプロの曲作りに、気持ちのモチベーションや余裕がついてこないのかなと思いました。
というのも、2019年にCUBERS(男性ボーイズユニット)に作詞作曲提供した「メジャーボーイ」という曲では、「無限旅行ギャラクシー 長い世間話 夕方渋滞トラフィック」など、しっかり面白い言葉遊びを入れていて、尚且つ名曲なので、才能が枯渇しているわけでは無いんですよね・・・。

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つんく♂作のモーニング娘。新曲から消えたサビと「スルメ曲」感

 
つんく♂さんの曲って、昔は時々だったのですが、「どこがサビかわかんない」曲があり、新曲ごとに明らかにサビと分かる部分が減り、単調な曲が多くなってきているように思います。(2015年頃から増えてきた印象)
「SEXY BOY~そよ風に寄り添って」や、「TIKIBUN」などは、初めて聴いたときは「ふぁ?何この曲!」と驚くんですが、何度も聞きたくなるスルメ曲マジックがありました。
 
しかし、スルメ曲と、サビがなくて盛り上がりに欠ける曲は正直イコールにはならないと思います。「KOKORO&KARADA」なんて、15期のフレッシュな3人が加入して一発目のつんく♂さんの曲なのに、これか・・・と、少し悲しくなりました。いや、宇宙感あって、新しいのかなとは思うけれど・・・。「君が好きさ、そ~う好きさ~。」って部分しか、何度聞いても入らなかった。
そんな落ち込む気持ちを救ってくれたのが、同時収録のつんく♂さん作ではない「LOVEペディア」(児玉雨子作詞)だったので、心中複雑でした。
 

つんく♂氏の作るモーニング娘。の新曲にハロプロ感が戻るのをファンは待っている

 
重複しますが、今回の70枚目シングル、「ビートの惑星」が、つんく♂氏が作詞作曲したわけではないですが、前述したハロプロ感(「ファンク」「女の子な歌詞」「ワチャワチャ感」)が一番あるというのが、やはり少し寂しいです。
(『ビートの惑星』はこのBerrys工房の『ロマンスを語って』あたりを参考にしたような気がしてます。過去のモーニング娘。の曲の良い部分のエッセンスを抽出して合わせて作られた津野米咲さん作の『泡沫サタデーナイト』にも雰囲気似てますよね。)
 
ハロプロ・モーニング娘。のファンは、近年ハロプロ感のある楽曲に飢えてる説・・・を私は提唱しているんですが、その根拠としては、
DA PUMP の「U.S.A.」が、ハロプロっぽいということでハロプロファン発信で人気になったのは記憶に新しいです。

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ジャニーズになりますが、なにわ男子のデビュー曲『初心LOVE(うぶらぶ)』の楽曲タイトルがハロプロっぽいとも言われていますし、

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SnowManの「君の彼氏になりたい。」がハロプロ感があるとバズったりもしました。(曲がハロプロ感たっぷりなだけでなく、MVもASAYAN時代からのモーニング娘。MV感があってみていて楽しいです。)
 
なので、前述したように今のハロプロのファンは、「ハロプロ感」を強く求めてる・ハロプロ感に飢えていると言っても過言ではないと思います。
 
つんく♂さんが作ってきた「ハロプロ感」を、ハロプロでは無いアーティストに求めてしまうのはやはり切ないので、このモヤモヤとハロプロ感不足な気持ちを、大好きなモーニング娘。に、ハロプロ感のある楽曲を、つんく♂さんに作って欲しいと思ってしまいます。
しっとりした曲も、それはそれでいいんだけども、。
つんく♂さんの最近のモーニング娘。提供曲に批判的な記事になってしまいましたが、自身の声を失ってからも、前述しました「メジャーボーイ」など、明るい古き良きハロプロ感のある楽曲も別のグループには作ってらっしゃるので、モーニング娘。の新曲にも、またつんく♂さんが、新しい風を吹かせてくれると願ってます。